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包丁の柄を替える

a.元の状態

b.柄を外す

c.柄の中はこんなふう

d.錆を落とす

e.新しい柄をつける


包丁の柄の取替えです。

長く使っていて柄が黒くなってガタついてきた、とのことでした。気にいってるからまだ使い続けたい、と。

 

 

柄を外し、柄の中に入っていた部分(茎=なかご)の錆を落とし、新しい柄をつける。刃を砥ぐ。完了。

 

…いちばん単純に終わった場合、です。

 

この包丁は茎の錆がきれいに落ちましたが、落ちないことや茎自体が朽ちて形をとどめていないこともあります。

素材、使用状態や年月によります。

茎が錆びて朽ちて短くなっていて、錆を落とすだけでは柄をつけることができないとき。そんなときは、刃の下の方を切って、茎をつくります。柄に差し込むのに足る長さにするわけです。

・・・伝わるでしょうか。

写真がすぐなくて、とりあえず絵で。ごめんなさい。

 

なんとなくでも伝わるといいのですが。

元よりも小さな包丁になります。

これはこれで使いであります。

 

ちなみに、外した柄をまたつけることはできません。

新しい柄は写真e.のような口金が黒いプラスチックのものです。

 

水牛角製にもできますが、日数、費用が増えます。色味の指定はできません。